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毎年、カメラのアップグレードのために新しいiPhoneを買っています。iCloudフォトライブラリには、写真が14,633枚、動画が1,261本も保存されていて、今も増え続けています。ほとんどすべてiPhoneで撮影したものなので、カメラは私にとってなくてはならない存在です。昨年のiPhone 6sではLive Photosが導入され、本当に気に入っています。（これは11月に撮ったお気に入りの写真の一つです。Tumblrの新しいLive Photos機能のおかげで、ウェブでも見ることができます。）

今年はiPhone 7 Plusにポートレートモードが搭載され、静止画の背景にインテリジェントなぼかし効果を適用します。ポートレートモードで撮影した写真は、スマートフォンではなく専用カメラで撮影したように見えることがよくあります。この機能を使用するにはiPhone 7 Plusのデュアルカメラシステムが必要で、現時点ではiOS 10.1ベータ版でのみベータ版として利用可能です。Appleはポートレートモードの本格的なリリース前にパフォーマンスを微調整したいと考えており、テストを通じて既にいくつかの知見が得られています。

256GBのジェットブラックのiPhone 7 Plusが昨日届いたばかりなので、少し遅れてしまいましたが、週末に妻のiPhoneでポートレートモードを試す機会があり、昨日と今日はもっといろいろ試しました。今週の9to5Mac Happy Hourポッドキャストでベンジャミンと少しだけ話し合ったのですが、さらにテストを重ねて、いくつか気づいた点があります。

まず、ポートレートモードで撮影した写真をソーシャルメディアでシェアすると、iPhone 7 Plusで撮影した写真だと勘違いする人が後を絶ちません。Instagramの写真は解像度が低く、ディテールが失われているため、ぼかし効果の欠陥が目立ちにくいのです（例）。例えば、昨晩もFacebookで数枚シェアしたのですが、9to5Toysの同僚ダンがiPhone 7 Plusで撮影した写真だと確認しなければなりませんでした。彼はサンプル写真を「本当に美しく、高級コンパクトカメラと何ら変わりない」と評しました。

深度効果のある写真は簡単に共有でき、そのクオリティはすぐに高く評価されます。一方、Live Photosは少し使いこなすのに時間がかかり、通常は特定のアプリでしかうまく動作しません。また、Live Photosの編集も、後のソフトウェアアップデートまでは難しかったです。深度効果のある写真は、切り抜き、回転、フィルターの適用、カラー/ライト/白黒レベルの変更など、一般的な編集ツールをすべて使用できます。撮影後に深度効果を削除することはできませんが、カメラアプリはデフォルトで深度効果のある写真と通常の写真を自動的に撮影するので、どちらを残すかを選択できます。

深度効果機能の使い方もとても簡単です。妻は私が試す前にカメラアプリのヒントに従って、光量を増やし、適切な距離とフォーカスを見つけていました。Appleアプリ、特にカメラアプリでこのような説明を見るのは少し奇妙ですが、この機能について理解した人なら誰でも、ぼかし効果を使った素晴らしい写真を撮れるようになるのに効果的です。

ぼかし効果を人工的に適用する方法は、Photoshopや、撮影後に同様の効果を編集するユーザーを彷彿とさせます。ただし、iPhone 7 Plusでは、Photoshopやプロの編集スキルは必要ありません。カメラアプリのガイダンスに従って、素晴らしい写真を撮影するだけです。被写体に近づいたり遠ざかったり、適切な照明を確保したりするだけで、リアルタイムで効果を確認できます。

オリジナルの写真とぼかし効果を加えたバージョン、どちらを選ぶか迷う時があることに気づきました。両方良い写真が撮れる場合は、両方保存しておくことをお勧めします。どちらか一方が明らかに優れている場合もあります。Appleの写真アプリには、「深度効果」という専用のアルバムも作成されており、ポートレートモードで撮影した写真だけが表示されるので、新しいスタイルの写真だけを見たい場合に便利です。

深度効果には、撮影時に不要な背景をぼかすという利点もあります。背景がまさに思い通りになることもあります。写真に文脈を与えてくれます。グランドキャニオンに実際に行ったことを証明してくれるでしょう！しかし、溢れかえるゴミ箱や変な顔をした歩行者が背景に写り込んでしまうこともあります。ぼかし効果を使えば、写り込みを防ぐことができます。

ポートレートモードはベータ版OS内のベータ機能なので、まだすべてが完璧というわけではありません。Appleはソフトウェアで多くの微調整を行うことができるため、この機能は今後さらに改善されていくでしょうが、すでにかなり優れた機能です。ポートレートモードでは、人物の顔の側面を撮影する際に、ぼかし効果を適切に適用するのが難しいことに気づきました。これは環境によって異なる可能性がありますが、私のテストでは、顔の輪郭にぼかし効果がほとんどありませんでした。ただし、プレビューで確認できるので、うまく撮れずに時間を無駄にすることはありません。被写体の輪郭が複雑であればあるほど、正しく撮影するのが難しくなります。

ぼかし効果は被写体が特定の距離内にあり、特定の照明条件に大きく依存するため、ポートレートモードは動きのある被写体を捉えるのには適していません。ポートレートモードは人物撮影に最適化されていますが、3歳児に静止したポーズをとらせるのは難しい場合があります。これは、公園でブランコに乗っている我が子を撮影した際に特に顕著でした。ポートレートモードは、前後に素早く動く被写体には適していません。バーストモードやLive Photosの方が適していますが、背景のぼかし効果は得られません。（iPhone 7 PlusのLive Photosに関する補足：光学ズーム1倍と2倍の切り替えも他の動きと同様に完全に捉えられるため、クールな効果を試してみる価値があります。こちらが例です。）

最後に、ポートレートモードはLive Photosでは機能しません。どちらか一方を選ぶ必要があります。ポートレートモードで撮影できる通常の写真でさえ、Live Photosではありません。これは現在のハードウェアの制限であることは間違いないので、今後変更されるとは思えません。Live Photosで捉えた動きや音がとても気に入ったので、Nikon 1を使った方が良かったかもしれない場面をiPhone 6sで撮影したことがあります。今、Live Photosと静止画のどちらが良いかという同じ疑問が再び浮上しましたが、今回はすべてiPhone上で実現しています。もしかしたら、iPhone 10なら全てができるようになるかもしれません！

全体的に、ポートレートモードの機能には非常に満足しています。すでに優れたこの機能が、ベータ版や今後のソフトウェアアップデートでどれだけ進化するのか、今から楽しみです。私のように、写真撮影のほとんどをiPhoneでこなし、たくさんの写真を撮る人にとって、小型モデルではなくiPhone 7 Plusを選ぶ十分な理由になるでしょう。

ポートレートモードを使わずに1倍および2倍の光学ズームを使用するのも悪くありません。

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